初日の議論で、占いと霊能のFOが推奨される理由


ネット人狼では一部の例外を除いて、初日にFO(Full Open=潜伏役職以外の役職者、占霊などが全員COすること)することが一般化されている。


何故、FOが推奨されているのだろうか?


11Aでは、占い師は最大4回の占いで2匹の狼を見つけなくてはならない。プレイヤー10人中、狼陣営は狼×2の狂×1で3人だ。単純な確率として、1日目の夜、占い師は2/10の確率で狼を見つけられることまでは、理解できるだろうか。

さて、例えば1日目の占いが村に○だったとする。
2日目の議論が始まり、占い師を含め誰もCOしなかったとしよう。初日の流れは恐らくグレランになるが、3/10で人外を吊るという非常に運任せな進行になってしまうことは想像に易い。しかも、下手すれば占いの○出しが吊れてしまう可能性や、占い霊能が吊れてしまうことも考えられる。

では、占いと霊能を出した場合はどうなるだろうか。
《CO状況》
・占いA→グレ①に○
・霊能者
この時点で3人がグレラン対象から外れ、人外を当てる確率が3/7まで跳ね上がる。

更に言うと、例えば狂人が占い騙りをしてきたとする。
《CO状況》
・占いA(真)→グレ①に○
・占いB(狂)→グレ②に○
・霊能
もし、グレ①と②が村陣営だった場合、この日のグレランは2/5で狼を当てられるという非常に村利な状況になり得るのだ。
例え村を吊ってしまっても、占い師目線では対抗の○を一旦含めなければ、2/4=1/2で黒を引けるという状況になっている。

このように、潜伏役職以外の役職者のFOは、非常に村利になりやすいのである。
他にも理由は様々にあるので、まとめて下記に列挙したいと思う。

▽FOのメリット
・ゲゲゲ(潜伏役職が潜伏死すること)による人外の乗っ取りを防ぐ
・霊能や、確定人外(対抗)を無駄占いする確率を減らす
・グレーを減らし、潜伏狼を当てる確率を上げる
・村が初日から占いの真偽を見極める準備ができる
・狩人の護衛先を絞らせることにより、GJの確率を上げる

▽FOのデメリット
・真役職が即抜きされやすい
(このデメリットについては、狩人との読み合いでカバー可能→GJの確率はFOの方が高い。例えば2-1の場合、1/3で役職を守ることが出来るため。)


このような理由から、占いと霊能の潜伏は非推奨とされている。
奇策として潜伏をするということもないとは言えないが、その場合は村が納得できる説明が必要になる。初心者は、とりあえずCOをする方が安全だろう。

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