そもそもセオリー(安定進行論)ってなあに?
セオリーについてお話する前に、先に11Aという配役について説明をしておきたい。
11Aとは、初日犠牲者を除くプレイヤー10名で行う配役である。役職は狼2/狂1/占1/霊1/狩1/村5。若干村の勝率が高いが、2陣営の勝率のバランスの取れた、人狼ゲームをやるにおいて最もスタンダードな配役と言えるだろう。
スタンダードな配役故、初心者が最初にプレイしやすく、また運要素が少ないからこそ、単純にそのプレイヤーの質によってゲームのレベルも変わりやすい、非常に奥深い配役だと管理人は考えている。
11Aは、昼間の処刑と夜の噛みで1日2人ずつ減っていくと考えると、10人スタート>8>6>4(最終日)で、4回の処刑の中で狼2匹と狂人1人の3人外を処刑するというゲームとなっている。つまり、間違って村側を1人処刑してしまったとしても、残りの3回で3人外を吊ることが出来れば、村は勝つことができる。
この間違って吊っても大丈夫な処刑回数のことを、“○縄・吊り余裕がある”と言い、残りの処刑回数より人外数が多くなったとき、村の負けがほぼ確定する。
(例: 2吊り3人外←残り2回しか処刑出来ないのに3人外が残っている……村勝ち絶望的)
【セオリー(安定進行論)とは、この吊り数と人外数を軸に、人外数が村陣営より多くならないよう、確率論を用いて人外を吊っていく進行を指す。】
例:
CO状況2-2 占いが両方白出し
初日の進行→霊能ローラー
〈理由〉
前提として、潜伏の狼を見つけることの出来る占い師は、霊能よりも力が上だと考える。
霊能に出ている2人の内訳は、真と人外。つまり霊能のどちらかに“確実に人外がいる”と考える。その人外を、余裕のある1つの縄を使って確実に処刑することで、村が負ける確率を一気に減らすことが出来るのがこの進行が好まれる理由である。
▽メリット
・グレランでの狩人死亡確率を減らす
・霊能ロラの場合、狼は霊能を噛んでこないため、狩人の護衛先を占いのどちらかに向けさせることが出来る→GJを出させる確率を上げる。
・霊能ロラをしている間の2回の占いで、占い師にグレーの潜伏狼を見つけてもらう。
▽デメリット
・真の霊能も吊ってしまう
・指定役がいない中で、4日目に占い師を決め打たなければならない
→村の一人一人がしっかりと芯を持っていないと、簡単に人外に誘導されてしまう。
これはほんの一例だが、このような考え方を、安定進行論と言うのである。
(各盤面の状況による進行については、また後日詳しくお話します)
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